コンタクトレンズって何?
普段、私たちが「ものを見る」ことができるのは、目に入ってきた光が水晶体で屈折し、ピントを調節しているからです。
しかし、ピントが合わない状態、つまり、「屈折異常」になると、遠くのものが見えにくくなったり、近くのものがぼやけて見えづらくなってしまうのです。
コンタクトレンズは、目に直接装着して、その屈折異常で見えにくくなった視力を矯正するものです。
使用法を間違うと眼障害を引き起こす可能性もあるため、高度管理医療機器に指定されています。適切な取り扱いが必要とされており、眼科医、及び眼科医の指示や指導管理のもとで、自分に適したコンタクトレンズを正しく使用することが大切です。
また、コンタクトレンズの素材は、透明なプラスチック素材からできており、角膜、いわゆる「黒目」の部分に沿うようにカーブした形状をしています。大きさはソフトで約14mm、ハードで9mm前後となっています。
そして、あの小さくて薄いレンズの中には、視力を矯正する部分と、目に装着してもゴロゴロと動かないように安定させる部分があるのです。
コンタクトレンズのメリットとデメリット
コンタクトレンズは、視力を矯正する点ではメガネと同じですが、まるで裸眼のように快適な視野が確保でき、日常生活においても色々な場面でその良さを実感できます。しかし、使用法を間違えれば、角膜炎や結膜炎など目のトラブルを招く危険性もあります。
■メリット
○直接眼に装着することで、周辺との収差も非常に少なくなり視野が広がるため、メガネのフレームのように気にならない。
○顔の印象を変えることがないので、外見を気にすることなく視力矯正が可能。
○スポーツや激しい動きをしても、メガネのようにずれる心配がない。
○温度差でレンズが曇らない。
○使い捨ての場合、スペアがあるので安心。
■デメリット
○装脱着や専用の洗浄液でのケアが面倒。
○目に疾患がある場合は使用できない。
○使用法を誤ると目を傷つけたり、眼障害を引き起こす可能性がある。
○落としたら見つけにくい。
コンタクトレンズは直接目に触れるので、メガネよりも目にかかる負担は大きいですが、スポーツをする、外見を気にするなど、使用する人の条件が色々あるので、その状況によってメガネと併用するなど、使い方をアレンジすることができます。
使用上の注意
使い始めの頃は慎重だったコンタクトレンズの取り扱いやレンズケアも、慣れてくると「少しくらいなら」とルーズになってくる人も多いのではないでしょうか。
しかし、コンタクトレンズの取り合いを誤ると、目に炎症を起こしたり、ひどい時には重い眼障害を引き起こしてしまいます。また、それを放置しておくと失明してしまうという可能性もあるのです。
大切な目を守るためにも、眼科医の指示のもと、使用法をしっかり守ることが大切です。
○装着時間・日数を守る
1日の装着時間には個人差がありますが、一般的には12時間〜16時間とされています。
また、コンタクトレンズの種類にもよって違ってくるので、眼科医から指示された時間、日数を守りましょう。
交換期限が過ぎているものを使い続けていては、目のトラブルを起こしてしまいます。
○取り扱い方法を守り正しく使用
コンタクトレンズや保存ケースなどのケア用品は、いつも清潔な状態にしておきましょう。
化粧品や汚れが付いた手で触らず、手を洗ってから装脱着・洗浄しましょう。
○定期検査は必ず受ける
特に自覚症状もなく、快適に装着していても、知らない間に目やコンタクトレンズに傷が付き、眼障害を起こしている場合もあります。
面倒だと思わず、特に異常がなくても、定期的に眼科医の検査を受けましょう。
○異常を感じたらすぐ眼科へ
コンタクトレンズを装着する前に、目ヤニや充血はないかなどをチェックし、装着後も異物感や痛みなどがないか確認しましょう。
少しでも異常を感じたら、装着を取りやめ、すぐに眼科医の検査を受け、指示に従って下さい。