ハードコンタクトレンズの特徴

ハードコンタクトレンズは、直径約9mm、角膜より一回りほど小さく、その素材は硬いプラスチックからできています。水分をほとんど含んでいないため、装着し始めの段階では、レンズが安定せず目に異物感を感じる場合もあります。

当初のハードレンズは酸素を通しませんでしたが、今日では、ほとんどのハードレンズにおいて目に必要な酸素を通すことが可能で、耐久性もソフトレンズより長く、寿命は2〜3年とされています。また、光学的にも優れており、屈折異常を適切に矯正することができます。

以前はソフトレンズの価格が高く、ケアも面倒なことからハードレンズを選ぶ人が多かったのですが、使い捨てタイプが普及した今日では、ハードレンズを利用する人は少なくなりました。




ハードレンズのメリット

ハードコンタクトレンズには、ソフトコンタクトレンズよりも長所は多く見られます。

■角膜への酸素が多い
レンズが角膜よりも小さく、また、素材には酸素透過性の高いものが使用されているので、角膜が酸素不足なることはありません。

■眼障害に気付きやすい
素材には水分がほとんど含まれていないため、雑菌などが繁殖しにくく、もし目にトラブルが起きたとしても、激しい痛みを感じるので、眼障害などにも早めに対処できます。

■矯正範囲が広い
ソフトレンズでは矯正しきれない屈折異常も適切に矯正することが可能です。

■ケアが簡単
ソフトレンズと違い、その素材性から雑菌も繁殖しにくいので、消毒の手間がいらず、洗浄後は保存液が入ったケースに入れるだけです。

■コスパが良い
ハードレンズの寿命は約2〜3年とされており、1回の購入価格が2万円前後とすると、1年で約7,000円〜1万円となります。使い捨てタイプのソフトレンズは、年間2万円前後となるので、コストパフォーマンスは断然ハードレンズの方が優れています。

■目薬に制限がない
多くのハードレンズにおいては、どの目薬を使用してもほとんど問題ありません。(しかし、全ての目薬が全てのハードレンズに適しているわけではないので、注意しましょう)


ハードレンズのデメリット

ハードレンズの短所は、主に使用感に関するものが多いです。

■装用感が悪い
使用し始めの頃は、素材の硬さと小ささからゴロゴロと安定せず目に違和感を感じます。慣れると大丈夫ですが、耐えられずにソフトレンズに移行する人も多いです。

■ずれやすく、はずれやすい
小さなレンズのため、少しの衝撃でずれたり、はずれたりしやすくなります。スポーツなどをする場合には向いていません。

■紛失しやすい
はずれやすく、また小さなレンズのため、見つけにくく、踏み潰している場合もあります。(コンタクトレンズがはずれた目で探すので、余計に見えにくく困難です)

■異物で激痛を感じる
装用中に、目にゴミなどが入ると激しい痛みを感じます。