ソフトコンタクトレンズの特徴
ソフトコンタクトレンズは直径13〜14mmくらいの薄く、柔らかい、水分を含んだ素材からできています。角膜全体を覆うので、違和感なく装着でき、スポーツなど激しい動きをしても外れにくくなっています。
このソフトコンタクトレンズには、1年〜1年半くらいが寿命の目安とされている長期使用の従来型タイプと、短期間で交換する使い捨てタイプに分けられます。
以前は、ハードレンズの利用者よりも少なかったのですが、近年では使い捨てタイプの普及で、ソフトレンズの方が主流となってきています。
最近では、酸素透過性に優れた新素材「シリコーンハイドロゲル」で作られたソフトコンタクトレンズが登場し、比較的乾燥しにくく、従来の素材と比べても形状維持に優れており取り扱いやすいと注目されています。
ソフトレンズのメリット
ソフトコンタクトレンズの使用には、いくつかのメリットがあります。
■装用感が良い
水分を含んだレンズが角膜全体を覆うので、違和感なのない自然な装用感で、ゴミが多少入ってもハードレンズほどの痛みを感じることはありません。
■ずれにくく、はずれにくい
スポーツなど激しい動きをしても、ずれにくく、はずみで外れたりすることもほとんどありません。
■紛失しにくい
直径が13〜14mmとハードレンズよりも大きいため、落としても見つけやすいです。
ソフトレンズのデメリット
ソフトコンタクトレンズのデメリットはメリットよりも多いとされています。
■角膜が酸素不足になる
目の角膜は涙を介して空気中から酸素を取り入れながら呼吸をしています。しかし、ソフトレンズはこの角膜全体を覆ってしまうので、酸素が補給されず、酸欠になると目のトラブルを引き起こしてしまいます。
■ドライアイになりやすい
ソフトレンズは、素材に含まれている水分が蒸発すると涙を吸収してしまい、目が乾きやすくなります。
■眼障害に気付きにくい
水分を多く含むので雑菌が繁殖しやすくなりますが、装着感が良いため、目に障害が起きていても気付かず、取り返しのつかない状況になる危険性もあります。
■矯正範囲が狭い
素材が柔らかく曲がりやすいため、強度の近視や乱視の場合、屈折異常を矯正しきれず、ソフトレンズの使用が不可能になります。
■ケアが面倒
「1日使い捨て」以外は、ソフトレンズを外すたびにこすり洗いや消毒が必要です。
■レンズ代が高い
同じレンズを2〜3年使い続けられるハードレンズに比べると、ケア用品代や短期間での交換ごとにかかるレンズ代で高くなってしまいます。
■目薬に制限がある
ソフトレンズを装着しながら使用できる目薬以外は使用できません。